今回の特集は、“オープン・アーキテクチャー”です。
言葉としては、耳慣れないかたもいらっしゃるかもしれません。もともと欧州各地では、“記念物公開の日”、“オープン・ハウス”といった名称で、ふだんは入ることのできない建造物や、歴史を重ねた建造物が一斉に公開されるイベントがなされてきています。
これを日本でもできないか、と尽力なさり、“open! architecture”という名称でイベント開催にこぎつけられたのが、本誌にも文章をおよせくださった、斉藤理さんです。
私たちmusamusaも、まだ小さな一歩ですが、オープン・アーキテクチャーの試みをはじめました。
トーク&コンサートという形式の、まとまった時間のなかで、建築と音楽の響き合いを感じていただけたら…、そして、私たちとお客様も響きあうことができたら…。
その様子を丁寧に綴ったり、知り合った芸術家や思い入れのある空間をご紹介したりする場として、リトルプレスを発行していきたいと考えております。